創意工夫でお客様との出会いを楽しむ営業
営業はお客様から図面をいただき、見積もりを作成し交渉していきます。見積もり段階では先方の様子をうかがいつつ、こちらの情報も提供します。まるでなにわの商人ですね。
その後は社内の担当から出てきた見積もり金額をもとに、お客様の希望と折り合うように最終的に値決めし、受注後は現場調査もします。
入社前は同じ建設業界で営業職でしたが、組み立てや図面作成、施工、経理などもこなしていました。今は扱う商材が変わり、案件ごとの金額が以前の10倍ほどに大きくなった点が大きな変化です。
実は自分でも営業に向いていると思っていまして、話し方が少し強引なんですが、お客様とバッチリ噛み合うときがあったり、新規のお客様でも再訪時に「ようきたな須藤ちゃん!」と言ってもらえたりします。お客様が私の話に興味を示されて、会話のペースを掴めたときの感覚がおもしろいですね。
入社当初は大阪支店の同僚と一緒に新規開拓に励みました。実績や大阪支店オープンの案内を書いたチラシを作り、2百数十件の設計事務所や工務店に投函しました。そのうち数十件のお問い合わせをいただけたので、打率はよかったです。
投函するときは少し工夫して、必ずその場で先方に電話をかけました。当時はコロナの影響で他社が飛び込みの営業を控えていた時期だったので、私達の行動が目立ったのかもしれません。
また、ダイセン工業はまだ大阪では名が知られていませんでしたが、一部ではすでに低価格が魅力の販売店として認知されていると分かったことも収穫でした。
ダイセン工業らしさといえば、社長、会長の人柄につきます。従業員に対していつも低姿勢で、こちらが恐縮するほどです。さらに社内の制度でも改善提案に対する表彰制度等、褒めていただける機会が多いことがやる気向上に繋がっています。
私は面接時に「資格取得報奨金制度で施工管理技士2級を取ります」と宣言しており、入社後に無事取得できたのですが、大阪支店の支店長が自分のことのように喜んでくれたことが嬉しかったですね。次に繋げたいですし、後輩にも伝えていきたいと思っています。
前職の経験も大いにプラスになっていると思います。まず営業の姿勢。特に新規得意先へのとらえ方がよいのだと思います。ただお伺いするだけでは玄関払いが常で、先へ継ぐ。営業のできる人は、独自の創造的な営業のできる人です。何事にも通じますので、尚一層独自のらしさを追求してみてください。期待しています。