■2011年度42期上期報告

上期は未曽有の震災の影響の下始まり、市場の一時的な落ち込みと見通しの厳しい中でしたが、当社としては上期売上目標計画をクリアしました。
下期においても、市場・経済の動向に気がかりな点が多くありますが、確実に業績・利益を上げて会社を存続させ、社員が幸福を感じられることを目指します。その為にはどんな状況下でも生き残れる企業力が必要です。
企業力を上げるには、「人財」が重要な鍵となります。言わなくても提案する人財が育ち、成長していく為に、この全体発表会があります。
会社の基本理念は“つくる”です。物をつくるだけではなく、ニーズを的確に把握し市場をつくり、当社の得意な商材をもって環境・街づくりに貢献することです。常に考えてつくり出すことで他社の追随を許さず、業界??1企業を実現します。
これは、経営スローガンでもあります。お客様のニーズに確実に答えていく為に、品質の更なる深化を目指します。品質の深化とは、商品が良いといった物理的な面だけでも、納期の面だけでもありません。お客様が期待する以上のことをして感動を与えることです。
当社の事業目的は『会社を継続すること、私も含め社員全員の生活基盤を守ること、人財の宝庫である為にスキルアップを目指す事』です。
それらに関して、還元できる資金を確保する為の財務体質の強化、社員個々の能力の管理とスキル・職業観の深化に努めていきます。仕事に達成感とやりがいを持って取り組めるような社員の深化が、会社(組織)の深化へと繋がって行きます。
社員の皆さんは、「目的は何か」「目標はどれか」「計画はどれか」、この3つの違いをしっかりと認識して下さい。共通の目的が持てれば、目標や計画は全体で議論されるようになります。また、ワークライフバランスを見直すことも大切です。自分に研きをかけることで、より仕事を楽しく面白く出来るようになります。
言われればやるといった「人材」「人在」も必要ですが、「人財」を目指して下さい。会社もそれに報いる形を目指していきます。
好きであればこそ情熱が注げます。愛着の持てる会社、また社員の努力に報いることのできる会社でありたいと思います。    

取締役社長 岩崎滋典