■2011年度42期下期目標

ここ数年、国内外においてさまざまな出来事が起こっています。
3年前には100年に一度という金融危機のリーマンショックが、また、今年には1000年に一度という東日本の震災が起こりました。それらの影響もあり、円高水準による国内産業の空洞化で市場が急減速し、特にビル建築業界の縮小は激しいものとなっています。
その様な厳しい現状の下、我が社は社内システムの改善を優先して行ってきました。 中でも、品質目標の達成が大きな意味を持っていると思います。
各個人の目標、各部署・各部門の品質目標を達成することが重要であります。すべての部門がコストダウン・利益の改善に関わっており、どの部門が欠けても、総合的な粗利の目標達成になりません。
課員別達成率の一覧表に目を向けますと、前年と変わらず達成課員と未達成課員の差が大きく離れています。
全員が達成できるように、目標値は各課員の力量で定め、伸びしたら届く目標値が○のライン、ジャンプしたらなんとか届く目標値が◎のラインと線引きして、全員が×を取らない仕組みを考え、目標値を設定することが理想的です。
また、今期の基本方針として、受注と利益、仕事量のバランスを重視ということを掲げています。下半期もそれに習い、各部門・各部署・各課員が目標を達成していけるよう努めて参ります。
いつの時代も、すたれていく業界、また、成長していく業界はあります。
最近は、そのスピードが本当に速まっていると思います。
今、まさに、時代の呼び掛けに耳を傾け、そして、時代は、建設業界に、またこのサッシ業界に、何を呼び掛けようとしているのかを読み取り、これからの時代に適した最善の施策をこれからも共に考え、顧客満足の向上を目指して実施をしていきたいと思っております。

専務取締役 大崎修嗣