世界の20%は日本で発生?

■世界の地震の20%は日本で発生?
私たちの住む日本は、太平洋プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、北米プレートの境界部に位置しており、世界で最も地震の多い国の一つです。また、毎年のように襲う台風、洪水、噴火など、日本における生活は、常に災害と隣り合わせにあります。
世界の地震の約20%は日本で発生しているこの地震大国で、地震への備えをまったくしていないのは、考えられないことです。
被災後しばらくの間は、交通やライフラインが寸断され、食料、水、情報、灯り、トイレ、何もない生活が、ある日突然始まるのです。今からできることは何でしょうか? 被災直後の極限状態を想定し、必要なものを揃えるのは実は大変難しいことです。
地震発生時は冷静な判断能力を欠いた状態です。重くて不必要な防災グッズを持って避難することは、命取りになりかねません。もちろん、体力が著しく消耗する避難生活を考えても、重量計算は大切です。「防災グッズを買い揃えたけど、結局重くて運べなかった」といった事態になれば意味がありません。また、「いざという時、役に立たなかった」といった事態も避けなければなりません。「総重量・サイズは大丈夫か?」、「使用期限は?」、「耐久性はどうか?」、「緊急時、本当に役に立つ品質か?」非常持出品を必要な分だけ買い揃えるには、値段も高く、家計を圧迫してしまいますし、様々な疑問をすべて解決しながら、各ご家庭で個々の防災グッズを揃えることは難しいのかもしれませんが、印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水ぐらいは揃えて置きたいものです。
■定番の菓子類が保存食として注目 江崎グリコ・・・ビスケット「ビスコ」シリーズで、5年間の保存が可能な「保存缶」を期間限定で出していたが、今年は小売店からの注文が殺到。保存缶は、親の世代から親しまれている定番商品が中心のため、「非常時でも子供に安心して食べさせられる」(グリコ)として、人気を集めています。
ロッテ・・・「コアラのマーチビスケット〈保存缶〉」も、今年は例年の2倍の注文。 森永製菓・・・・森永製菓(東京)のチョコボールのキャラクター「キョロちゃん」が解説する「防災のしおり」を、スーパーの店頭などでしおり配布する自治体が増えている。防災のしおりは同社が平成18年度に社会貢献事業として始めたもので、キョロちゃんが「備えが肝心クエッ」と防災の心得などを紹介するしおりになっているそうです。