人のつながりが財産、積み重ねた仕事が誇りの施工管理
施工管理の仕事を始めてから40年近くになります。ダイセンには2004年に入社しました。
ダイセンでは、何かをやりたいと言ったときに、頭ごなしに「だめ」と言われたことはありません。「こうした方がいいのではないか」というアドバイスはもらいますが、指示されるということはあまりなく、「自分の思うとおりにやってみたら」と、やらせてもらってきました。プレッシャーを感じる反面、やりがいもあります。
2015年からプレーヤーとマネージャー、両方の役割が求められるようになりました。
部署を代表しての会議出席や、課員との面談を通して、組織のなかでの役割を再認識する
機会を与えていただいたと思っています。
2020年に定年を迎えた後も、再雇用社員として現場に出ています。自分で手を動かすのは嫌いじゃないんです。
新築もありますが、2年前からはアフターメンテナンスを中心に担当しています。うまく直せたらお客さまに喜んでもらえるので、それが励みになります。
アフターメンテナンスでは、マンションの入居者など実際に建物を使っている方と直接、話をすることがあります。一報をいただいたら早めに連絡を入れて、安心していただけるよう心がけています。お客さまにメンテナンスの内容を納得していただいて、少しでも有償回収を増やすことを目標にしています。
ちなみに、これまでダイセンでは、定年後は有期契約の嘱託社員となることが多かったのですが、私が再雇用社員の第1号になりました。
施工管理の仕事の一番の魅力は、人とのつながりだと思っています。
一つの建物の工事が終わって「ありがとう」と言ってくださった現場監督の方とは、たとえ間が空いても、何かの機会で会ったときに話ができたり、思い出して電話をいただいたりしています。ダイセンでは、同じ現場監督の方と何度もお仕事をご一緒することもあり、やりとりがだんだん楽になっていきます。
外注業者のなかにも、何十年経ってもつながっている方がいます。こうしたつながりが自分の財産です。
この業界はどうしても、世間が休みのときに仕事をしなければならないこともあります。しかし昔に比べると、現場も月1回土曜日を休みにする、残業をしない日を決めるなど、変わってきたと感じます。環境に時間を左右される仕事ではありますが、納め切った充実感を感じられたら、やりがいになります。
この先、若い世代に、自分がこれまでやってきた中でよかったことを、うまく伝えていきたいです。
この仕事は形に残ります。ダイセンでは大きい建物、しゃれた建物も施工していますし、街中を歩いていて、自分が携わった仕事を見られるところがいくつもあるのです。そういったものを見てもらうことで、一番わかりやすく伝えられるのではないかと思います。
40年間当社にとって厳しい道のりでしたが、一筋施工管理を担当され、今のダイセン工業の基礎を築いていただきました。永年の力量は財産です。これからも是非この業界にご尽力賜りたくお願いします。