ダイセン工業ではどのような仕事をし、どのように成長できるのでしょうか。入社1〜5年目の若手社員に、ダイセン工業での仕事のやりがいや会社の雰囲気についてうかがいました。
(以下、敬称略)
■まずは、現在の仕事内容について教えてください。
岡本:ビル建材営業部は、ビルのサッシについて契約し、納めています。日々の業務は、お客さまからの問い合わせの電話対応や、見積もり作成、打ち合わせなどです。
大崎:私は生産部生産課で、工場でアルミサッシを制作しています。図面を見て、部材や部品を手配して、それを使ってサッシをつくります。部材の手配からサッシの制作まで、全部任されています。
露﨑:私が所属している住宅建材部業務管理課は、2023年4月に発足したばかりです。サッシを運ぶ配送チームの業務を管理する部署として立ち上げました。営業部と配送チームの間に入ることで、納期を調整しやすくなっています。
新木:施工管理部は、物と人の段取りをします。サッシの手配や職人さんの確保などです。日常的に社内にいることは少なく、稼働している現場に出向いて対応します。
■入社の理由やダイセン工業に興味をもったきっかけを教えてください。
新木:転職エージェントの紹介でダイセン工業のことを知りました。建築に興味があり、業務内容や待遇はよかったのですが、オフィスの立地を理由に実は一度断りました。その後、採用担当の方から改めて声をかけていただき、話を聞いて魅力を感じたため、入社することに決めました。
採用担当:新木さんは入社前から2級建築士の資格を持っており、今後1級を目指すという向上心がよいと思っていました。また、施工を希望する方で良いと思える方は少ないので、粘って交渉させていただきました。入社してもらえてよかったです。
大崎:大学で建築関係のことを学んでいたので、建築関係の仕事に就きたいと考えていました。希望していたものづくりの仕事ができることから、新卒で入社しました。
露﨑:私も転職エージェントの紹介です。面接するなかで、新しい部署をつくることを考えていると聞き、新しいことにチャレンジすることが好きなので入社を決めました。これからどうなっていくかわからないところが、面白そうだと感じました。
■入社後に変化したこと、ご自身で成長を感じたことなどありますか?
露崎:入社して2,3ヶ月経ったときに、配送チームの業務改善案を求められました。部署のことも業界のこともまったく何もわからない状態で考え、そのときに自ら考えることの大切さを感じました。考える力も養えたと思います。最初は、誰に何を聞いたらよいかもわからない状態でしたが、いろいろな人に聞いて、今、少しずつチームがかたちになり始めています。
大崎:図面を見ながら、サッシの手配や制作をするのですが、図面がまったく読めませんでした。大学で家の図面などは学んでいましたが、サッシの詳細図面はまったく違うもので、最初は戸惑いました。先輩社員に教えてもらいながらやっているうちに、読めるようになりました。
新木:入社から数ヶ月は、何がわからないか、わからないときに誰に聞いたらよいかもわかりませんでした。先輩がトラブルを解決しているところを見たり、自分も経験を重ねたりするなかで、解決できる力がついてきたと思います。
岡本:知識の幅がかなり増えました。当社はアルミが専門ですが、それ以外のスチールやステンレス、軽量ドアなど、建材に関する知識がつきました。
また、年に1,2回ですが、営業担当者が図面を描かなくてはならない案件もあります。入社してから図面も描けるようになりました。入社したころは、建築にはまったく興味がなかったのですが、やっているうちに面白いと感じることも出てきました。
■社内の雰囲気について教えてください。
露﨑:日頃の連携は住宅建材事業部のメンバー中心ですが、にぎやかなフロアです。先輩とも気さくに話しができ、仕事でわからないことがあっても、気軽に聞けます。
大崎:私も工場以外の方とはあまり話す機会は多くありませんが、同じ部署の上司や先輩とは気軽に話せ、居心地がいいです。わからないことを聞くと、丁寧に教えてくれるので、1人で抱え込んでしまうようなこともありません。
先日全体会議後に全社員でバーベキューを行い、そこで同年代の方たちと同じグループになって初めて話しました。コロナの影響でそういった懇親の場もこれまでなかったのですが、同年代で交流がもてるのはよいと感じました。
新木:施工管理部は外出業務が中心で、話す機会はそう多くないのですが、話すと親切に応えてくれますし、仕事のこともいろいろ教えてくれます。社外の現場の関係者の方たちと接する機会が多いのですが、話しやすいことが多いです。
岡本:ビル建材営業部は、わりと他部署との関わりも多い職種だと思います。特に、積算部や設計部とは業務上で関わりがあります。基本的にはみんな話しやすい雰囲気です。
■仕事でのやりがいや、楽しさを感じるのはどのようなときですか。
岡本:契約をとってきた現場が完成したときに、やりがいを感じます。施工管理、設計、生産など様々な部署が関わって完成するなか、営業は、お金の管理をするのが仕事です。扱う金額が大きいので、契約が決まると嬉しいですね。また、提案した製品が納まったり、うまく図面に収めるためにどうしたらよいか考えたりすることが楽しいです。
新木:施工管理として携わった現場が竣工したら嬉しいだろうと思います。「だろう」というのは、まだ1人で最初から最後まですべて担当したことはないからです。今、一部でも関わった現場ができると嬉しいので、全部に関われたらもっと大きな達成感が味わえるのではないかと思っています。
大崎:サッシができて、配送できる状態になると達成感があります。入社して初めて部材の調達からサッシ完成まで携わったときは嬉しかったですね。そのころは、1件納品するのに3日かかっていて、できたときは「やっとできた!」と思いました。今は1日かからずにできるようになっていて、自分で成長を感じます。
露﨑:業務改善の提案を任されていたときに、工場の引っ越しがありました。11月からレイアウトを考えたり、どうしたら効率よい工場をつくれるか試行錯誤し、翌年3月に実際に引っ越しました。工場が、計画していたかたちに出来上がったときは嬉しかったです。
■ダイセン工業の好きなところ、よいところを教えてください。
露﨑:柔軟にいろいろやらせてもらえるところです。もともと好奇心旺盛なので、新しいことにチャレンジさせてもらえる環境を楽しんでいます。
大崎:上司や先輩が話しやすいところは、すごくいいと思います。また、提案したことが実現するかもしれないと思える環境があります。新入社員にも任せてもらえることはやりがいを感じられます。
新木:苦労してきた人が多く、皆さん柔軟で、広い心で受け入れてもらえているように感じます。好きなようにやらせてもらっているので楽しいです。
岡本:ほかの方も言っていますが、自由にやらせてもらえる環境があることはすごくよいと思います。
■今後の目標についてお聞かせください。
露﨑:4月に課が発足して、まだ2ヶ月ほどなので、きちんとかたちにすることが目標です。営業部と配送チームの間に入って、仕事を循環させていくことをゴールとしています。営業部や配送チームと連携しながら、2〜3年かけてかたちにしていきたいと思います。
大崎:ものづくりが好きだったので、現在の、ものをつくる仕事は楽しいですが、建築についてもっといろいろなことを学びたいと思っています。会社のことをもっと知りたいです。
近い目標では、今、部署でミスをなくそうと取り組んでいるので、そのための施策をいろいろ考えています。外注業者への伝達なども含めて、ミスをなくしていきたいです。
新木:施工管理として一人前になる、1つの現場に最初から最後まで携わりたいというのが近い目標です。現場が始まる前の打ち合わせから、サッシの配送、現場との調整、職人さんによる施工の管理、完成後の書類のやりとりなどです。そして、クライアントに「次もよろしくお願いします」と言われるような施工管理者になりたいです。
岡本:まずは今期の売上を達成したいです。新しく営業メンバーが変わったので、前の担当者の数字を超えることが直近の目標です。
また、設計や施工の業務にも興味があります。いろいろな部署を経験して、社内のトップを目指していきたいです。